豪華バスで行く日帰りバスツアーでたまには贅沢してみたい!

最近、テレビの情報番組などでも盛んに取り上げられ老若男女を問わず人気の高い日帰りバスツアー。もうすでに何度も利用しているけれど、「格安」や「盛りだくさん」ばかりが優先された内容にちょっと飽きてしまった、あれもこれもと忙しすぎてゆっくり楽しめなかった、という人は豪華バスを利用した日帰りバスツアーを体験してみてはいかがでしょうか?各社の最上級バスで行く日帰りツアーを調べてみました。

安くてお手軽な日帰りバスツアーですが

その手軽さや安さで気軽に参加できるのが魅力の日帰りバスツアー。テレビの情報番組で特集を組んで紹介されているものや、新聞の折り込みチラシなどでもまっさきに目につくのが「安さ」と「盛りだくさんな内容」をうたったツアーですよね。

往復の交通費と朝昼晩3食の食事代金、おまけにちょっとしたお土産までついてきてこのお値段で大丈夫なのかしら?と利用する側が心配になるような価格設定のツアーがほとんどです。自分でいくつもの交通機関を乗り継がなくてもあちらこちらの観光名所へ連れて行ってくれる、渋滞の中ハンドルを握らなくてもお酒とおつまみをつまんでいる間に行って帰ってこられる、ビュッフェランチで好きなものをおなかいっぱい食べられる、となれば老若男女に人気なのもなるほど納得です。

けれど、人気のツアーはいつも混んでいるのも実情。特に日程が大型連休のさなかに設定されているツアーや目的地に人気の観光地が含まれるツアーなどですと、満員御礼にしたいツアー会社の事情も理解できます。そんなツアーは当然バスも満席で、目的地ではツアー客全員の乗り降りだけで結構な時間がかかってしまうもの。

最後部の席に押し込められてしまったので全員が降りるまでにトイレに間に合うか不安だった!とか、トイレ付きのバスにしたものの、その分スペースを削られた狭い座席だったので、隣に座った人と肩が触れて嫌な顔をされてしまった!なんて経験をした人も少なくないはずです。

日帰りバスツアーの不満点には「バスの座席」も

日帰りバスツアーの参加者にはアンケートを実施するツアー会社がほとんどですが、その中で「不満を感じた」項目を聞いてみると、「あわただしい行程」「食事の内容や量」の他に「バスの座り心地」が上位に挙げられるそうです。

ツアー行程は、パンフレットやチラシなどに表記されているのであらかじめ予測がつきますし、食事の内容も今回はちょっと期待外れだった、と諦めがつきそうですが、バスの座席については物理的に解消できないだけに不満もつのるのがわかります。

特に、ツアーの最初から最後まで長時間同じ座席に座って旅を続けるわけですから、状況によってはその後の利用可否やクレームにもつながりかねない、大きな不満に発展してしまうことが予想されます。

各社の「豪華バス」を調べてみました

そんな「バスの座席の不満」を解消すべく、各社が用意しているのが「豪華バス」です。

各社ご自慢の豪華バスを調べてみますと、まずは日帰りバスツアーの雄、クラブツーリズムの「ロイヤルクルーザー四季の陣」をはじめとして、阪急交通社の「クリスタルクルーザー」、JTBの「ロイヤルロード・プレミアム」など、豊富に取り揃えられ、実に驚きの豪華さです。

50センチを超える飛行機のファーストクラス並みの広い座席や、洗面化粧台が付いたトイレは当然のごとく標準装備されていますが、もっとも特徴的なのがその「座席数」です。横1列および縦1列に配置される座席数が制限され、各社異なりますが、おおむね定員11~18名までしか搭乗できない仕組みになっています。

狭い座席のせいで隣の席を気にすることはもちろんですが、あらかじ搭乗人数が限られているため、乗り降りの待ち時間に悩まされることもないのです。他にも細かい仕様装備を見ますと、空気清浄機や席ごとにテレビやDVDを鑑賞できる液晶画面とヘッドホンのセット、足ごと休ませられるレッグレストや上質な革張りシートなど、他社との差別化にも各社かなりの力の入れようです。

専門のデザイナーがバスの内装や仕様を丸ごとデザインしているものなどは一見の価値があります。

車両だけでなくツアーの内容も豪華な設定に不満も一挙に解消

そんな豪華バスを利用した日帰りバスツアーは、バスの車両だけでなくツアー自体も豪華な内容が設定されています。各社とも「豪華バス○○で行く…」と銘打ったWEBサイトやパンフレットで、出発地や目的地、内容や行程別に、種類も数も豊富な専用ツアーを準備しています。

共通した特徴としては「遅めの集合時間」「ゆったりとした行程」「豪華な食事」が挙げられますが、豪華バスを選択し「バスの座席」という不満を解消しようとすると、アンケートで上位を占める不満項目である「あわただしい行程」と「食事」も併せて解消される仕組みになっていることに驚きます。

いくつかの専用ツアーを調べてみましたが、午前10時や11時と遅めの時間に集合した後、超がつく有名なレストランや料亭でフレンチや懐石料理のランチをゆったり贅沢に食せます。再び豪華バスで移動した先では、有名観光地での自由散策もしくは世界遺産の拝観、美術館での名画鑑賞など1ヵ所でじっくり過ごすだけ、という溜息の出るような優雅な内容です。

気になる「料金」設定は?

こんなに豪華ですと、やはり気になるのがそのお値段ですよね。通常のバスを利用した格安な日帰りバスツアーですと、安価なもので4,000円前後から設定があります。日帰りツアーに使用される標準的な大型バス車両の席数はおおむね40席ほどですから、満席で利用されれば1名あたりの利用料金も安価に設定できます。

それに比べて、満席でも18名で利用する豪華バスは、通常バスの半分以下の人数でツアー全体の料金をおぎなうわけですから、1名あたりの料金も当然高額になります。平均的な豪華バスの日帰りツアー料金を調べてみましたが、20,000円前後の商品が最も多く、高い商品ですと40,000円というものもありました。

やはり、豪華さや優雅さにはある程度お金がかかるということですが、それでも日帰りツアーであれば宿泊ツアーより安価に利用できますし、まずは手軽に贅沢な豪華バスを体験してみたい!という人には絶好のチャンスですので、日帰りツアーから利用してみることをおススメします。

なにより車両はもちろんのこと、ツアー自体がすべて豪華に作られていますから、払った代金に見合うだけの価値があると言えるでしょう。

ちょっとお高めでも経験する価値あり!憧れの豪華バスで行く日帰バスツアー

このように、各社が保有する最上級バスを利用した「豪華バス」で行く日帰りバスツアーでは、ツアー自体がバスの豪華さに見合うだけの特別感や高級感を味わえる設定になっています。格安バスツアーには飽きてしまったという人や、ゆっくりと旅をしたいと思っている人には、絶好のチャンス!ちょっとお高めでも充分経験の価値がありますので、憧れの豪華バスで日帰バスツアーに参加してみてはいかがでしょうか?